【ゴミ屋敷片付け】15年分の不用品を一掃
炎天下の中、ゴミ屋敷となったアパートの一室を片付ける依頼を受けた。場所は豊島区、2部屋分の広さの部屋には、15年もの間積み重ねられたゴミが腰の高さまで積もっていた。
雑誌、弁当容器、ペットボトル、ビン、缶が無造作に散乱し、まるで時が止まったかのような光景だった。
作業には8名のスタッフが集まり、それぞれ手分けして取り掛かった。
まずは分別から始める。
弁当容器やペットボトルは可燃ゴミと不燃ゴミに分け、ビンや缶はリサイクルへ。
長年放置された食品の容器は、中身が腐敗し異臭を放っていた。
窓を開け換気をしながらの作業だったが、夏の暑さと臭気が相まって厳しい環境だった。
3階の部屋から階段を使ってゴミを搬出する作業は体力を要した。
トラック4台分ものゴミを搬出するため、何度も往復することになった。
汗だくになりながらも、一つずつ確実に片付けていく。
部屋の奥に進むにつれ、かつて生活していた面影が見え隠れし、この部屋にもきっと思い出があったのだろうと感じた。
休憩を取りながら、作業を続ける。
スタッフ同士で声を掛け合い、水分補給をしながら進めた。
途中、古いアルバムや大切な書類が発見され、ご依頼者様に確認を取る場面もあった。
捨ててよいもの、残しておきたいものをしっかり仕分けながら進めることで、ご依頼者様の気持ちにも寄り添うことができた。
8時間の作業の末、ようやく部屋は元の広さを取り戻した。
ゴミがなくなり、床が見えたとき、ご依頼者様が
「本当に助かりました」
と安堵の表情を浮かべていたのが印象的だった。
「自分一人ではとても片付けられなかったです。本当にありがとうございました」
と感謝の言葉をいただき、スタッフ一同、疲れも吹き飛ぶ思いだった。
最後に掃除機をかけ、作業を終える。
かつてのゴミ屋敷は、すっかり元の部屋へと戻った。
長年の荷を降ろしたかのように、ご依頼者様の表情も明るくなっていた。
今回の作業は決して楽ではなかったが、ご依頼者様の喜びの声を聞くたびに、この仕事の意義を改めて実感する。
片付けは単なる作業ではなく、新たなスタートの手助けでもある。
私たちは、そんな一歩を踏み出すお手伝いをこれからも続けていきたい。
2025/07/19
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