天井裏に何かいる?!
今日のご依頼は練馬区のお客様から。「天井裏に何か居る!! すぐ来て!! 」
こんなお電話を頂き、すぐにお伺いしました。
自分が天井を見上げながら「ネズミですかねぇ・・・」というと
「違う違う。もっと大きなもの。だって人間が歩いているみたいだったもの」と。
「えっ、泥棒?」
早速、押し入れの天井部分から天井裏のチェック。
いやいや、それはないですね。だって人間が歩ける高さはないですよ。
「でも音がねずみじゃなかったわよ。怖かったもの」
おかしいですね。ちょっと待ってください。
懐中電灯を取り出して照らしてみると・・・
「ん～、これは!!」何か動物の糞らしきものが。
取り敢えず写真に収め、Gppgle先生に。
見たこともない動物がいっぱい。でも分の形状がちょっと違う。
画像で似ているものを比べてみるも、なかなかヒットしない。
もしかしてこれかも!!
どうやら《ハクビシン》のようです。
さらに調査を進めると、天井裏に猫の足跡のようなものが・・・
「お客様、これ多分ハクビシンだと思われます」というと
「えっ、ハクビシンって何?」と。
そこでスマホの画像でハクビシンをお見せすると、
「何、これ可愛い～」との声。
キャ～と言われなくて取り敢えずは良かった。
しかし可愛い～と言って飼うわけにはいきません。なぜなら、ハクビシンが天井裏に住み着き糞をし続けると、大変なことになるからです。
正体がわかったので、次は対策。
まずどこから入ってきたのか・・・
まずは建物の外から。ぐるっと見回ると、あった!!
雨樋の縦樋にネコの肉球のような足跡。これも写真に収める。
また天井裏に戻って今度は中からライトを消して確認。すると外から入り込む光が･･･
その位置まで何とか移動。するとそこには15cmくらいの穴が開いていました。しかも動物の体毛らしきものまでが。うっすら積もったホコリの上にも足跡が。
全てを写真に収めたのでお客様に報告。
「やだ～、この穴から出入りしてたの? なんとかしなくちゃ」
早速穴を塞ぐことに。
天井裏は狭くて暗いので、まずは投光器の用意。
明るくして良く見えるようになったら、穴を塞ぐ。
とはいってもここは天井の端っこなので高さがない。
仰向けに寝た状態での作業になります。
しっかりした柱と柱の間にベニア板を渡し、そこに仰向けになってみる。
やっぱり狭い。
一度寝ると、起き上がって工具を取りに行くのが大変なので、使用する工具すべてを手の届くところにセット。
電気ノコギリや電動ドライバー、木ネジなどすべてセットできたところで
作業開始。
穴の大きさに合わせてベニア板をカット。電気ノコギリは丸ノコだと大き過ぎるのでジグゾーを使用。仰向けのままカット。
ゴーグルを用意すればよかったとちょっと後悔。
カットした板を木ネジで固定。穴が開いた場所が平ではないので、数枚の板を使用してなんとか穴を塞ぐ。隙間をコーキングして終了。
最後に写真を撮ってお客様に確認していただくと、「これで安心だわ～」と。もちろん、糞も取り除き消毒をしてすべて終了しました。
2020/04/03
この足跡はなんだ?
正体はこれ。
ハクビシンという動物です。
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