障子の張り替え
最近増えてきた依頼の中に障子の張り替えというのがございます。ファミリーは開業する前の研修で障子の張り替えを習いますので
どの地区のファミリーに依頼されても、障子の張り替えができます。
障子といえば、昔は年の暮れに一家のお父さんが張り替えていた
ものなのですが、最近のお父さんは障子の張り替えができない。
なぜなら障子のない家で育つから・・・
障子って和室のないお宅にはないと思っていたのですが、
最近ではカーテンの代わりに障子を使うお宅もあるのです。
ダウンライトや間接照明、フローリングという洋風なお部屋でも
ちょっとおしゃれな障子だとなんか締まる感じがして良いものです。
さて、その障子ですが、いろいろな種類があります。
例えば「縦繁障子」というもの。これは縦桟が通常よりも多く組み込まれているものです。「横繁障子」といってもあります。
それに反して「荒組障子」。これは縦横の組子の間隔が大きく取られています。通常はこっちかな・・・
「裾上障子」これは障子全体を開け締めしなくても上下左右に可動する小さな障子がはめ込まれたもの。これはちょっと風を入れたい時などに便利ですね。
他にも「猫間障子」というものがあります。障子にガラスをはめ込んだもので、障子部分が上下または左右開閉できるものです。
「雪見障子」これは障子の下部に上下する小さなガラスが当てこまれたもの。
「腰付障子」これは上部が組子で下部に腰板を貼ったものです。
このように一言で障子といっても色々な種類や大きさがありますから、障子の張り替えを依頼されるときはどんな障子かということを必ずお伝え下さい。
また障子の紙にもいろいろな種類や柄があります。
ホームセンターなどで販売されて「パルプ障子紙」というものは、パルプを80%以上配合したもので、価格的には安いのですが強度も風合いもまぁその程度というものです。通常の白色ですね。賃貸アパートやマンションなどはほとんどこれを使っています。
他にも「レーヨン入りのパルプ障子紙」というものがあります。これはパルプにレーヨンを20~40%配合しているので先ほどの物より破れにくいという特徴があります。
「レーヨン障子紙」というものもあります。これはレーヨンを40%以上配合しています。美しい光沢と強度が楮(こうぞ)に似ていますが楮よりは安価です。「混抄障子紙」これはパルプに楮やマニラ麻、ビニロンを40%以上配合し、手漉き和紙に似た独特の風合いと強度を持つ機械漉きの障子紙です。
「手漉き障子紙」これは楮を原料にした手漉き和紙から生産されます。 最高の材料を選び、手間暇かけて作られるので風合いも丈夫さも抜群です。
価格はかなり高価なものになります。
最後に「プラスチック障子紙」を紹介します。これはレーヨン障子紙をブラスティックフィルムでサンドイッチ状にラミネートしたものですので、強度は抜群。断熱性にも優れていますが通気性がない所が弱点。でも猫ちゃんを買っているお宅には人気です。
でもそもそも障子の良い所は明かりが取れて、通気性があるというところが魅力なわけですから、便利性だけに特化するというのはどうなんでしょうねぇ。障子は古くは平安時代からあったと言われていますが、建築に合わせて進化してきたのです。
湿度の調整や明かりを取り入れ、直射日光を防ぐという機能を生かした現代建築は素晴らしいですね。
2019/10/11
こんな風流なお部屋で月見はいかが?
ファミリーなら障子の張り替えも安心!!
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