囲碁の相手
今日のご依頼はシニアサービス。お父様の囲碁の相手をしてほしいというものでした。
囲碁ってあんまり得意じゃないんだよなぁ
でも囲碁できるのは何人もいないから仕方ないか~
言ったらすぐ、あんまり得意じゃないって言おう・・・
そんなことを考えながら言ってみると、
「あれ、お父さん、何やっているんですか?」
「お客さんが来るっていうから座布団出そうとしたら、上から布団が滑り落ちてきちゃって、それを片付けようとしたんだけど力がないからうまくできなくて・・・」
「あー、それ自分がやりますから、お父さんは見ててください」
これがお父さんとのファーストコンタクトでした。
「いや~助かったよ」
「いやいや、お客でもないのに、サービスしてくれようとしたんでしょ。こちらこそ、ありがとうございます」
「取り敢えずお茶でも飲むかい?」
「ハイ、頂きますっていうか、自分がやりますよ」
「そうかい、悪いねぇ」
その後、お茶飲みながらの世間話。
「あんた、何やってる人?」
「便利屋です。便利屋って知ってます?」
それから便利屋がやる仕事をいろいろ説明して、自分の失敗やファインプレーなんかを得意げに話して・・・
お父さんは公務員だったそうで、こんな面白い商売があるんだったら、
そっちをやりたかったなぁなんて言いながら、いろいろと話しを聞いてくれました。
あんまり楽しかったので時間もあっという間に過ぎ、囲碁をする時間が無くなってしまいました。
「ごめんなさい、自分がくだらない話をしていたばっかりに・・・」というと
「いや、囲碁なんていつでもできるからいいんだよ。それより、年取ってからあんまり人と話す機会がないから、すごく楽しかったよ。また来てくれるかい?」と。
「もちろんです。また来させて頂きます。でも囲碁はあんまり得意じゃないんですよね・・・」
「いいんだよ、そんなの。なんなら教えるから」
こんな感じでとっても仲良しになりました。
たった2時間だったけど、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。
2019/11/10
何をやるんでも一人より二人の方が楽しい
そして「また来て」といわれる時が一番嬉しい
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